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ケンティ
理学療法士
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介護施設に通う利用者の悩み Part1

ども!ケンティです!

ケンティは現在、通所リハビリテーション施設(またはデイケアとも呼びます)に勤めています。

利用者にとっては通いの施設となっており、午前もしくは午後の半日から、午前午後を含めた1日を共に過ごしています。

私たちスタッフの職務にあたる時間はほとんど利用者と一緒に過ごしており、利用者の家族と同等もしくはそれ以上、接する時間が長くなるんですね!

接する時間が長いこともあり、時には家族に言いにくい悩みや相談を受けることも多々あり、これらの悩みや相談に寄り添うこともデイケアならではの特徴かもしれません。

利用者の声をざっくりとまとめると

  • デイケアの利用について
  • 家庭内の悩みについて
  • 利用者自身の身体のことについて

これらのことが多いかなと思います。

実際に介護の現場で働くケンティが利用者の悩みや相談を受けて、どのように感じ、どのように返答を行なっているかを記事にしたいと思います。

この記事はこんな方にオススメです!

  • デイサービスやデイケアを利用している利用者の家族
  • 今現在もデイサービスやデイケアに通っている利用者
  • 利用者の悩みや相談の対応に困っているデイサービスやデイケアで働いているスタッフ

Part1では「デイケアの利用について」触れていきましょう!

デイケアだけでなく、病院や泊まりの施設でも多いとは思いますが、こんな声。

「家に帰らせてくれ。」

医療の現場や介護の現場でスタッフを経験していると一度は聞いたことありますよね!

そして、下手に止めようとすると、利用者も感情的になり、大きな声を発したり、暴言、ついには暴力してしまう場合も考えられます。

最近ではカスタマーハラスメントという言葉も多く見られるような時代ですから、医療従事者側も心を病んでしまうなんてことになりかねません・・・

医療スタッフにとっても、利用者にとっても損なことなので、なるべくなら避けたい出来事なんですが・・

医療スタッフにはこう考えてもらいたいです。

帰宅要求のある利用者には家に帰りたいと言葉にしてしまうほどの不満や思いというものが必ず存在するという事実。

この事実を受け止め、不満や思いをどれだけくみ取れるか、そしてできれば、帰りたいと思わせること自体を防げるようにしていくことが重要になってきます!

セラケンは帰宅要求のある利用者を前にしたときにこう考えています。参考にしてみてください!

  1. 利用者が施設を利用するきっかけとなった背景を考える
  2. 利用者が施設側に何を求めているかを考える
  3. 利用者の言動にどう対応しているかを考える

1.利用者が施設を利用するきっかけとなった背景を考える

介護においてになりますが、利用者が施設を利用するきっかけは結局のところ、

利用者家族の希望が大半であると思っています。

自分の意思で施設を利用したいと思う利用者は少ないんですね。

中には、自分の意思で利用したいと思う方もいますが、そのような利用者は帰宅要求をすることはほとんどないでしょう。

つまり、利用者のほとんどが施設を利用する前から「嫌だなー。家にいたいな。」って思っているんです。

それでも施設を利用するのは、家族に迷惑をかけたくないからとか施設に行ってほしいと言われたから行くとか、

消極的な理由があるからです。

このことを前提に施設スタッフは考えるべきであり、いかに消極的な理由を積極的な理由にできるかがポイントになってきます。

2.利用者が施設側に何を求めているかを考える

利用者が施設に何を求め、どんな目的で来ているのかを考えてみましょう。

トイレの手伝いをしてもらったり、お風呂に入れてもらったり、ご飯を食べさせてもらったり

身の回りのことをしてもらいたい・・・

ケンティ的には、それ全然違いますよ?と言いたいです。

身の回りのことをしてもらいたいというのはあくまでも、利用者家族が求めていることだと思っています。

利用者のケアをすることが極めて重要であることだとは認識していますが、

利用者はむしろそれらのことを自分自身でしたいと思うのが本音です。

しかし、身体が衰えてしまったり、病気になってしまったりと利用者自身ではできないから、手伝ってもらいたいと思うのであって、

本質的に求めていることではないんです。

では、何を本質的に求めているのでしょうか。

帰宅要求のある利用者で考えてみましょう。

そもそもなぜ家に帰りたいと思いますか?

答えは簡単で、

やはり家が一番心地良いと考えているからです。

前述しましたが、

利用者のほとんどが施設を利用する前から「嫌だなー。家にいたいな。」と思っているんです。

それに加えて、居心地の悪い環境を提供するとどうでしょう。

まあ普通に考えて、家に帰りたくもなりますよね。

この心地良いという感情を施設側はどう提供していくか考えていく必要があると思います。

そして、利用者家族についても、自分の家族が心地良いと思ってもらえる、そんな施設に通ってもらいたいと願っていると思います。

3.利用者の言動にどう対応しているかを考える

医療スタッフの皆様は自分の胸に手を当てて考えてみてください。

普段利用者と接する立ち位置や体の向きはどうか。

目線は合っているか。

言葉遣いがどうか。

会話が成立しているか。

利用者は見ていないようで、そういうところめっちゃ見ています。

そして、仕事ができるできないを置いて、そういう態度を見て、良し悪しを判断しています。

結局のところ、普段の接し方や態度がスタッフとの信頼関係を築き上げていきます。

細かいところですが、ここで信頼関係を築くことができていれば、利用者とのトラブルはほぼなくなるでしょう。

「家に帰りたい。」と利用者が思っても、信頼関係が築けているスタッフであれば、

あなたがいるなら居心地が良いし、あなたがいるなら楽しく過ごせると利用者の本質的に求めていることに近づくことができます。


これら全てを全員のスタッフができるのであれば、間違いなく最高の施設でしょう!

しかし、現在の介護現場は正直なところ、人手不足や過酷な労働環境となっており、

利用者一人ひとりに寄り添うことが難しくなっています。

医療や介護という仕事の魅力が世間に広がるようケンティは発信頑張っていきます!

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